シロウト夫婦のきょうも畑日和

金田妙 著

休日は街へ出て、買い物や外食ばかり。
そんな夫婦が、ある日突然農園を借りた!
オシャレな菜園に憧れて失敗したり、
できた野菜を動物に食われたり、次々と襲う大事件。
そして畑は、二人の暮らしを変えていく…。
ゲラゲラ笑えて、心にしみる、こんな菜園エッセイ、はじめて!
菜園初心者はきっと家庭菜園をしたくなり、
経験者は共感に浸ることまちがいなし。
うねはなぜ作るの?などの役立つ菜園豆知識つき。

シロウト夫婦のきょうも畑日和

家庭菜園はじめました
著者:金田妙
定価:1,650円(税込)
ISBNコード:9784540171932
発行:2018/02
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:四六 256ページ

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その頃私のマイブームは花柄もんぺでした。
私のトマト。盛りには、毎日摘んでも、これくらいとれます。
ダサい木枠に気分が乗りませんでしたが、がまんの落ち葉ふみふみ。腐葉土になあれ。
「牛ふん山」 向かいの区画を借りる陽気なイギリス人・ミスターBの牛ふん山に登頂!

著者

金田 妙(かなだ たえ)

フリーライター。東京女子大学卒業。主に児童書に携わり、著書に
『戦いで読む日本の歴史』『あしながてなが』『モケケパニック』(教育画劇)、
『たのしいまちがいさがし2年生』『なぞときたんていゲームブック』(ポプラ社)、
『戦国武将かるた』(あかね書房)、
『ものづくり絵本どうやってできるの?』シリーズ(チャイルド本社)などがある。
野菜作りの経験を生かし、『やさいの時間』(NHK出版)でも執筆中。

 

著者のブログ「菜園のある暮らし」

著者のインスタグラム

目次

はじめに

    •  畑を借りたが、どうしてよいやら。とりあえずクワを買いに行く
    •  牛のアレと腐った葉っぱに大枚をはたく
    •  これがあのエダマメ!? 初めて知る真実に仰天
    •  20歳も上のおじさんと、おつき合いに四苦八苦
    •  夫も親友もわかってくれない、私のオシャレ心
    •  昼に起きる私が5時半に起きたら、思いがけないことがあった
    •  人はそれを「キュウリ地獄」と呼ぶ
    •  トウモロコシの収穫目前、「なんじゃこりゃあ!」な大事件
    •  義母へのマウンティング中、驚きで言葉を失った
    •  レレレのおじさんじゃあるまいし
    •  おそらくあれが地獄というものだろう
    •  好き放題チューチューされてはたまらない
    •  そんな薄情なこと、できやしない
    •  三国志好きな男と話すのは、ほんとうにつらい
    •  男は全貌が見たいのだ
    •  女はそれをがまんできない
    •  妻が近所のさらし者になっても平気なの?
    •  モノが腐ってうれしいなんて、人生で初めて
    •  その美しさからは想像もつかない、奇怪な実体
    •  はい、息んで! ひーひーふー! ひーひーふー!
    •  あいつらを急性アルコール中毒にさせなくちゃ
    •  穴、穴、穴、穴・・・・・・こんなの拷問だ!
    •  安らかに眠りたまえ
    •  出ていって! あなたがとても好きだから
  • そしてまた春
    •  何がなんでも体でやりたい
    •  ハーブがおしゃれだなんて、とんでもない誤解
    •  早く出たからって、よく育つとは限らない
    •  なんという美しさ! どうしてお店で売らないの?
    •  人生2度めの「囲みたい症候群」
  •  
    おわりに

書評・反響

■ 読者カードから ■

----- 2021/5 -----

  読みやすくて、とても参考になりました。私は田舎に住んでいるのに畑仕事をしたことがありません。本書のように楽しんでみたいです。花畑は人頼み。夫が除草剤をかけて、花も枯れました。

(青森県 自営業 女性 70代)

 

----- 2020/12 -----

  畑を始める前、読み物として購入した『シロウト夫婦~』。趣味で野菜作りをして1年後、また読み返してそうそうと頷いたり、納得したりしました。

(長野県 主婦 50代)

 

----- 2020/11 -----

 図書館でたまたま手に取りましたが、あまりにおもしろくて楽しくてすぐ買いに行きました。金田さんの文章も可愛いカエルなどの写真も何度見てもワクワクします。ちょっとヤル気がへっていた畑仕事に火がつき、私も夫の協力のもと、公園にサクラの落ち葉を取りに行きコンポストにぶち込み踏み踏みした次第です。こんな楽しい菜園家にお目にかかったのははじめてです、ぜひ現在のご様子を知りたいです。10年後の金田さんご夫婦のきょうも畑日和を本にしてくださいますようにお願いいたします。昨年はジャガイモ不作でかなりへこみましたが、次は金田流で頑張ってみようとヤル気に燃えております。次回作楽しみにしています。

(岡山県 主婦 60代)

 

----- 2020/10 -----

 定年後亡父の畑を引継ぎ野菜を作っています。父が生きているころは父の言うとおりにやっていたのですが、今は試行錯誤の連続です。まさにこの本の夫婦と同じようで親しみもあり、参考になります。

(岐阜県 60代 男性)

 

----- 2020/5 -----

 私も家庭菜園をやっているのですが、なかなか上手にできない中、何か楽しい指南書はないかと探していたところ、この本に出会いました。写真もわかりやすく、笑いながらも学ぶことも多くあり、買ってよかったと思いました!!

(愛媛県 60代 女性)

 

----- 2018/11 -----

 畑仕事はしたことがなく、冬は家の中でレタスやみつば、小松菜等を水(液肥)で育てて楽しんでいました。実家は大きめの畑があっていろいろ育てていたので思い出し、ところどころ読みながら大笑いしました。来年は主人の生家にもどり、大きな畑がある生活になります。これからが楽しみだなあと思わせてくれた本でした。

(岩手県 50代主婦)

 

----- 2018/3 -----

 楽しい本でした。私も家の庭で50m2程の菜園を始めて6年目になります。なかなか人にあげる程の野菜はできませんが、自分で食べたり子ども達にあげたりして楽しんでおります。完全無農薬有機栽培もいっしょです。何度も首を振りながら読みました。

(神奈川県 無職 60代男性)

 

----- 2018/3 -----

 女子大出のお嬢さんの家庭菜園だ。なかなか面白い。僕がK市でやっていたのと同じ。面白い!

(北海道 自営業 60代男性)

 

----- 2018/2 -----

 店頭で見かけタイトルにひかれ読んでみましたが、こういう本で声を出して大笑いするとは思いもしませんでした。この4月から菜園をスタートする私にとってなんと頼もしい先輩談。妙さんの少女のような空想とご主人のきちんとした実行力。良いコンビですね。ぜひぜひ続編を希望致します。くじけそうな時、また読んで大笑いさせていただきます。
 まじめなだけじゃない農業の指南書があったらいいなあ。妙さん、書いてくださらないかしら。楽しくアッという間に読んでしまいました。これからもう一度味わって読み直します。妙さん、じゃがいもの植え方参考になりました。早速玉子パック買ってきますね!!

(東京都 会社員 60代女性)

 

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----- 2018/9/21 -----

『住む。』No.67(2018年秋号) Sumu Square "Books"

野菜づくりに奮闘する夫婦の軽やかで満ち足りた菜園エッセイ

 園芸の知識ゼロのシロウト夫婦が、妻の衝動買いならぬ衝動借りによっていきなり100平米という広大な菜園を耕すこととなった。その初期の記録である。
 早起きして出かけた畑で黄色く大きなズッキーニの花に胸震わせたり、採れたてキュウリの感動的な味に出合ったりするうちに、野菜づくりはあっという間にふたりの暮らしの核となり、大騒ぎしながらも落葉を集めて腐葉土づくりをするまでになる。畑にはまっていくこのスピード感が、野菜づくりのおもしろさを強烈に伝える。憎まれ口をたたきつつも協力し合う、仲がいいのか悪いのかよくわからない夫婦の距離感もなんだか好ましい。
 初出はウェブサイトの連載だ。テンポのよさと洒脱な文章が、決して楽しいばかり、おいしいばかりではないはずの畑づくりを軽やかに魅せる。興味はあるけれど…という読者の重い腰を上げさせる不思議な力のある本だ。

 

----- 2018/8/26 -----

菜園

(「まこちゃんブログ」より)

 

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『西日本新聞』7月23日【ドクター古藤のアグリ道場】 番外編 いい本見つけました
 …プロにとっては、『素人さんはこんなことで悩むんだ』という新鮮さとともに、
 家庭菜園ならではの細やかな工夫や野菜作りのヒントもあり…

『はなとやさい』6月号【MONTHLY INFORMATION】 読者プレゼント

『農耕と園藝』6月号【もぎたて情報室「BOOKS」】
 …すべてが『はじめて』のことばかり。…にぎやか家庭菜園エッセイ

『NHK俳句』5月号【読者プレゼント】
 …たくさん笑って心にしみる菜園エッセイ。四季の美しい写真も楽しめます

『日本農業新聞』4月22日【あぜ道書店】(書評ページ)
 …作る作業通じ人生が変化(脚本家 あべ美佳氏評)

 

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