土壌団粒をこわさない耕し方、
有機物・緑肥と微生物の利用、
さらには不耕起栽培で、
水はけがよく、水持ちもいい田畑作り。

『農家が教える　田畑の排水術』

目次

• 第1章　まずは土の診断から―畑を掘ってみる―
• 畑の水はけが悪くなる原因（編集部）
• 解決のカギは畑の物理性深さスコップ2掘り分の穴でわかる！（安西徹郎さんほか）
• 第2章　耕し方で水はけをよくする―土を耕しすぎない―
• 【耕しすぎず、ゴロ土に仕上げる】
• 水田転換畑雨後につくる無敵のゴロ土ベッド（宮城・佐藤民夫さん）
• 水田裏作の耕し方大きなゴロ土で排水バツグン（香川・細川克彦さん）
• レタスのゴロ土ベッドイネ刈り後の耕耘1回で作る（兵庫・宮崎茂樹さん）
• 【浅耕・部分耕で土が変わる】
• 土、作物、機械、人によし浅耕はいいことずくめ、やらなきゃ損（福岡・穴田数義）
• 「破砕耕盤＋浅起こし」でダイズの湿害解消耕すほどに土は目詰まりする（有原丈二）
• ドライブハロー耕＋簡易ウネ立て器で水はけサイコー！（酒井勝洋）
• ダイズはガラガラ土でもちゃんと育つ（北海道・滝谷農場）
• 重粘土水田転換畑におすすめ二輪タイプの管理機で半不耕起栽培（三重・青木恒男）
• 土ごと発酵で耕盤はどうなるか浅起こし集団、畑を掘って大いに語る（埼玉・飯野芳彦さん、早川和孝さん、宮岡信彦さん）
• 浅耕で育土、いつかは不耕起へ（広島・森昭暢）
• 第3章　有機物、微生物、緑肥で耕す
• 【有機物・微生物で耕す】
• 大量の有機物×無数の微生物畑がフカフカ、水はけも水持ちもよくなった（福島・吉田長一郎さん、マキさん）
• 廃ホダ木をびっしり敷き詰め水はけのいいハーブ園ができた（滋賀・水口淳）
• 土中にもマルチにも遅出しトウモロコシのモミガラづくし栽培（福岡・平 明弘）
• ピーマンハウスの排水対策に鉄の棒刺し＋モミガラ埋め（高知・山本康弘）
• キノコ、糸状菌で力を引き出す木質チップ堆肥（富山・寺井謙裕さん）
• 【緑肥・輪作作物で耕す】
• 緑肥ミックスで田んぼを畑に（長野・竹内孝功）
• 重粘土を味方につけたライムギでグチョグチョブドウ園を改善（長野・飯塚芳幸さん）
• ナガイモのウネ間に麦マルチ（長野・中野春男さん）
• 子実トウモロコシの直根は天然のサブソイラ（宮城・安部俊郎）
• 陰の立役者は微生物!?緑肥すき込み畑は「台風で水浸し」から復活した（千葉・武内 智さん）
• 【ヤマカワプログラムで耕盤が消える！？】
• ヤマカワプログラムとは？（編集部）
• ヤマカワプログラムで土砂降りにも干ばつにも強い畑（北海道・横山琢磨さん、高林優一さん）
• 排水、劇的改善！サクランボが大玉、高糖度に（山形・植松真二）
• 高原野菜産地でヤマカワプログラムレタスの根は50㎝下まで伸びていた（長野・杉山伸也さん）
• ヤマカワプログラム＋半不耕起でタマネギが10t超え！ （愛媛・石丸好弘さん）
• 第4章　不耕起栽培で水はけも水もちもいい
• 耕盤探検隊が見た不耕起ベッドのなか 佐賀県唐津市のイチゴハウス（編集部）
• 排水よくして積極かん水不耕起ベッドならイチゴに水を2～3倍やれる（徳島・新居 晃さん）
• 日照不足でも多収したナシ畑は穴だらけだった（大分・玉井和喜さん）