つくって楽しむ わら工芸

瀧本広子 編集 大浦佳代 取材・執筆

各地のしめ飾り、
「釜敷き」「弁慶」などの日用品・道具、
履き物の「わら草履」「足半」「草鞋」「深沓」など、
人びとの暮らしを支え、
彩ってきたわらの手仕事の作品24種のつくり方を
詳細なカラー組写真で解説。

つくって楽しむ わら工芸

生活用具・飾り物・縁起物

著者:瀧本広子 編集 大浦佳代 取材・執筆
定価:1,980円(税込)
ISBNコード:9784540151507
発行:2016/10
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:B5 80ページ

本を購入する(田舎の本屋さん)試し読み(画像)

亀飾り
円座
一輪ざし
みごぼうき

著者

瀧本 広子(たきもと ひろこ)

東京小金井市在住。2004年に稲作体験による環境学習「田んぼの時間」をスタート。同時に東京農工大学繊維博物館(現科学博物館)でワラ工芸を学ぶ。稲作体験にワラの手仕事を加えることで、自然界のサイクルと、ものつくりのかかわりを伝えている。現在、NPO法人こがねい環境ネットワーク副代表理事。

 

大浦 佳代(おおうら かよ)

群馬県前橋市出身。ライター・フォトグラファーとして、農村や漁村の生活・文化などをテーマに取材・執筆活動を続けている。著書に『「お蚕さま」の四季』(群馬県立日本絹の里1998年)、『港で働く人たち』(ぺりかん社2013年、日本沿岸域学会出版文化賞受賞)、『牧場・農場で働く人たち』(ぺりかん社2014年)などがある。

 

姉妹本『つくって楽しむ わら工芸2』

目次

はじめに

  • パート1 ワラの基礎知識と縄ない
  • ・ワラは万能素材
  • ・ワラを手に入れる
  • ・ワラを下処理する
  • ・縄をなう
  • パート2 初級編
  • ・卵つと
  • ・吊るしトウガラシ
  • ・鶴飾り
  • ・亀飾り
  • ・正月飾り(しめ飾り)
  • パート3 中級編
  • ・馬飾り
  • ・一輪ざし
  • ・みごぼうき
  • ・桟俵(流しびな)
  • ・釜敷き
  • ・円座
  • パート4 上級編
  • ・宝船
  • ・つまかけぞうり
  • ・おふつ入れ・猫つぐら
  • ・米俵(ミニ俵)
  •  
  • 付録:この本に出てくる結び方・編み方
  • 付録:ワラの下処理・加工に便利な道具類・材料

書評・反響

■ 読者カードから ■

----- 2023/1 -----

 わらの準備の仕方など丁寧に書いてあり、とても参考になった。全部つくってみたいと思った。「みごぼうき」はみごをたくさん集める必要がありたいへんそう(笑)。

(長野県 自営業 50代 女性)

 

----- 2021/5 -----

 たいへんわかりやすい。たいへん参考になります。

(埼玉県 男性 80代)

 

----- 2021/1 -----

 我が家は家族ではぜかけでお米を作っています。娘(22歳)も正月のしめ縄作りを近所の方に教わり作るようになって3年になります。身近なわらでいろいろ作れるコトは知っていましたが、とてもわかりやすい本書に出会い喜んでいます。親子でこれからも、わらと楽しくつき合っていきたいと思います。

(長野県 主婦 50代)

 

----- 2020/9 -----

 最近の稲刈りでは、ワラはコンバインで細かく切りきざんでしまいます。こんなに利用価値のある物を、改めて見直しました。今まであたりまえにあったものが消えかけています。そんな文化、技術等を紹介してほしい。

((千葉県 無職 60代 男性)

 

----- 2019/7 -----

 第二次大戦で父を失い、その後母は再婚。私と弟は祖父母に育てられました。小学生だった私達は、百姓が主軸の生活。田植えをはじめ牛つかい…色々やりました。日々の自分の履物は、ぞうり(夏)、深ぐつ(冬)、祖父の作った下駄、入れ物もワラで「テゴ」を作り、稲ワラは大切なものでした。出来上がり、使う時はうれしいものでした。シルバー年齢になり、里山行事の出会いがあるのでこの本が参考になりました。パソコンで見て印刷するのと違い「本」は人のあたたかさを覚えます。少子化の日本の子供達が「日本の伝統」のよさを味わってシッカリ生きてほしいと思います。ありがとう!

(福井県 80代 女性)

 

----- 2018/11 -----

 何十年も前から毎年しめかざりを作っています。数年前宝船や亀のかざりを見て、作りたいと思っていましたので、この本を求めました。今年は時間があれば作ってみたいと思います。ワラの香りがなつかしいです。

(東京都 自由業 女性)

 

■ SNS (書名による検索結果) ■

Facebook(要ログイン)  |  Instagram  |  Twitter

----- 2020/11/2 -----

[自然と共生する技術や思考。「民俗学」を知る写真集&図鑑8選]で取り上げられました

(キャンプへ行こう!自然を遊ぼう!「BE-PAL」)

 

***** リンクはありません *****

『婦人画報』2021年1月号 「しめ飾り」で「酉飾り」の作り方を著者が指南

『農耕と園芸』2018年8月号 「BOOKS」にて紹介

 

各作品ページのURLをQRコード化したリスト(PDF)はこちら

topへ