新版 要素障害診断事典

清水武/JA全農肥料農薬部 著

主要作物の要素障害を、鮮明なカラー写真とイラストで的確に診断。
要素別の発生特徴、診断・調査法、対策なども詳しく解説。

新版 要素障害診断事典

著者:清水武/JA全農肥料農薬部
定価:6,270円(税込)
ISBNコード:9784540171666
発行:2018/07
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:B5 256ページ

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★ パンフレットあります(PDF)★

     トマトのマンガン欠乏症
    ピーマンのマンガン欠乏症
    キュウリのマンガン欠乏症
     ブドウのマンガン欠乏症

4作物 それぞれのマンガン欠乏症

著者

清水 武(しみず たけし)

1944年大阪府生まれ。1969年大阪府立大学農学部卒後、2005年まで大阪府立食とみどりの総合技術センターに勤務し、主に土壌肥料関係の研究に従事。1986年に「作物の栄養診断技術に関する研究」で学位(農学博士)を取得。1995年に「農作物の栄養診断技術の確立」に関する研究で全国農業関係試験研究場所長会より研究功労賞受賞。2005年から2011年まで全農大阪肥料農薬事業所(その後、近畿・東海肥料農薬事業所に名称変更)技術主管として勤務。2012年から大阪農業大学校の非常勤講師、現在に至る。この間、2014年より2017年まで日本土壌協会の土壌医検定委員。また、2015年より全農のインターネットによる作物の要素障害診断システム構築に協力。2018年に「作物の養分ストレスに関する研究」で日本土壌肥料学会技術賞を受賞。
おもな著書:
緑化植栽工の基礎と応用(土質工学会編、分担執筆、1981)
大阪における緑化用樹の病害虫と生理障害(黒田緑化事業団編、分担執筆、1983)
原色菊の病害虫防除(国華園出版部、分担執筆、1990)
原色要素障害診断事典(農文協、1990。海外版:韓国園芸技術情報、1993)
病理学事典(病理学事典編集委員会編、分担執筆、養賢堂、1995) 等

 

JA全農 肥料農薬部

JA全農の肥料農薬に関する購買・供給を行う部門であり、農家の適正施肥実現のため土壌診断事業や適正施肥の推進、肥料農薬技術に関する新技術・新品目の普及支援・人材育成支援、肥料品質管理など多岐にわたる業務を担っている。

目次

はじめに

■ 作物別 欠乏・過剰症状の特徴(カラー/図解) ■
  • 普通作物
  •  水稲 小麦 大麦 トウモロコシ
  • 野菜・果菜類
  •  トマト ナス ピーマン キュウリ スイカ メロン カボチャ イチゴ オクラ エンドウ
     エダマメ(ダイズ)
  • 野菜・葉菜類
  •  キャベツ ハクサイ コマツナ チンゲンサイ シロナ ホウレンソウ シュンギク レタス
     セルリー ミツバ パセリ シソ カリフラワー/ブロッコリー ネギ タマネギ フキ
  • 野菜・根菜類
  •  ダイコン カブ ニンジン ゴボウ ジャガイモ サトイモ クワイ
  • 果樹
  •  ミカン ブドウ リンゴ ナシ カキ イチジク
  • 花卉
  •  キク カーネーション パンジー ヒマワリ ヒャクニチソウ ストック スイトピー
     キンセンカ マリーゴールド シクラメン アスター
  • 緑化用樹(図解のみ)
  •  チッソ欠乏 マグネシウム欠乏 鉄欠乏 マンガン欠乏
  •  
■ 要素別 障害の診断と対策 ■
  • チッソ リン カリウム カルシウム マグネシウム 鉄
    マンガン イオウ 銅 亜鉛 ホウ素 モリブデン
  •  
■ 要素障害の診断・調査法 ■
  • 1.要素障害と診断法の基礎
  • (1)診断の目的
  • (2)診断の方法
  •  ①外観症状による診断法
  •  ②要素施用法
  •  ③養分含量による診断法
  •  ④その他の方法
  • 2.要素障害の現地調査方法
  •  ①障害の発生
  •  ②現地調査(障害の発生状況調査)
  •  ③障害の判別
  •  ④診断(原因究明の実施・障害要因の判定)
  •  ⑤診断結果の活用
  •  ⑥診断結果の確認
  • 3.要素障害の発生要因とその対策
  • (1)土耕栽培での要素障害発生要因とその対策
  • (2)養液栽培での要素障害発生要因とその対策
  •  ①障害の発生要因
  •  ②養液栽培で発生しやすい要素障害
  •  ③障害の軽減除去対策
  • 4.作物は土壌養分のバイオセンサー
  • 5.要素障害と紛らわしい障害
  •  
■ 現地での発生の特徴(発生例、紛らわしい症例等) ■
  • 1.普通作物 水稲
  • 2.畑作物 小麦、大麦 トウモロコシ
  • 3.野菜
  • (1)果菜類 トマト ナス キュウリ スイカ イチゴ エダマメ(ダイズ)
  • (2)葉菜類 キャベツ ハクサイ シロナ チンゲンサイ ホウレンソウ シュンギク
     セルリー ミツバ シソ カリフラワー タマネギ
  • (3)根菜類 ダイコン サトイモ
  • 4.果樹 ミカン ブドウ リンゴ ナシ
  • 5.緑化用樹
  •  
■ 要素障害対策と肥料 ■
  • 1.土づくり肥料の基礎知識
  • 2.肥料の葉面散布(葉面施用)の基本
  • 3.土づくり・基肥・追肥に使用される主な肥料
  • 4.要素欠乏・過剰の対策例

書評・反響

■ 読者カードから ■

----- 2023/1 -----

写真や図解が多く、現場での診断にとても役に立った。また、解説が分かりやすく、農家との問診の中で生理障害の原因、対策をつかむのに大変助けられた。

(群馬県 公務員 20代 女性)

 

----- 2020/9 -----

要素の欠乏症状が写真でわかりやすくなっており、なおかつ対応策や肥料のやり方など細かく書かれており、日々役立っています。ありがとうございます。

(福島県 農業 50代 女性)

 

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『やさい畑』2023年10月秋号 菜園書マニアの菜園書評・七尾有美
 「各種要素の過不足について写真と解説でわかりやすい」

『日本農業新聞』2018年7月27日 総合営農面「新刊紹介」

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