菌の絵本 かび・きのこ

白水貴 監修 山福朱実 絵

“菌”というと、ばい菌、病原菌、除菌といった言葉から
マイナスのイメージが先行してしまいますが、
菌たちのなかには、私たちの暮らしを支えている菌や、
人や動植物、昆虫と共生している菌たちもたくさんいます。
その姿かたちや面白い生き様に思いを巡らせることができれば、
この世界はきっと、何倍も面白くなるはずです。

菌の絵本 かび・きのこ

著者:白水貴 監修 山福朱実 絵
定価:本体2,500円+税
ISBNコード:9784540171758
発行:2018/04
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A4変 32ページ

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『菌の絵本』既刊3巻へ

きのことかびは分類上は同じ仲間(真菌)。
植物や藻類と共生する菌もたくさんいる。
ナシやリンゴに寄生する赤星病菌(撮影oso)。
ハキリアリ。葉にきのこの菌糸を植え付けて栽培し、エサにしている(提供iStock)。

著者

監修:白水 貴(しろうず たかし)

1981年和歌山県生まれ。2008年筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了。
博士(理学)。三重大学大学院生物資源学研究科・助教。菌類の多様性や生態を研究。
珍奇な菌類の日本一を決める「日本珍菌賞」運営。
著書:『奇妙な菌類 ミクロ世界の生存戦略』(NHK出版)。共著:『日本のきのこ』(山と渓谷社)、『微生物の生態学』(共立出版)。監修:『毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの』(幻冬舎)、『森のきのこ きのこの森』(玄光社)。

 

監修者のWebサイト「白水の穴」

Twitter:白水 貴

 

絵:山福 朱実(やまふく あけみ)

1963年福岡県生まれ。木版画家。
絵本:『ヒョウタンの絵本』『アスパラガスの絵本』
『パンの絵本』『酢の絵本』『ぐうるん ぐるん』(以上 農文協)、
『砂漠の町とサフラン酒』(小川未明 架空社)、『ヤマネコ毛布』(復刊ドットコム)、
『地球と宇宙のおはなし』(講談社)、『きたかぜとたいよう』(蜂飼耳 岩崎書店)、
挿画:『水はみどろの宮』(石牟礼道子 福音館書店)など。

目次

  • 世界には、菌がみちている
  • いちばん小さくて大きな生きもの
  • 空高くから海の底までくらしている
  • 生きもののからだも菌だらけ
  • 生きものの進化と菌の位置
  • 真菌と細菌とウイルスは、どうちがう?
  • キノコやカビ、酵母のくらし
  • 生きもののからだを土にかえす
  • 植物や昆虫に寄生する菌たち
  • 植物や藻類と共生する菌たち
  • 利用したり、されたり、化かしあい
  • 菌と人間の長いつきあい
  • 病気にしたり、健康にしたり
  • 身近な菌を探してみる
  • 生きものは、かかわりあって生きている

書評・反響

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----- 2018/6/18 -----

『教育家庭新聞』(第2129号) BOOK REVIWEW

身近だけど、知らなかった(『菌の絵本』既刊3巻紹介)

 「世界一大きな生きものは?」というと、クジラを想像するかもしれないが、実は「きのこ」だ。地中に3.8キロメートルにわたり菌糸を伸ばしている「オニナラタケ」というキノコが、オレゴン州の森の中で発見された。
 菌類は、「ばい菌」「病原菌」といった言葉から、よけい者のイメージが先行してしまうが、人間の生活を支えているたのもしい菌もたくさんいる。「菌の絵本」シリーズ既刊3巻は、それぞれ「かび・きのこ」「なっとう菌」「こうじ菌」を主人公に、菌の生き様や菌同士の共生、動植物との助け合いや競い合いなど、菌たちが必死に生きる姿を、絵と写真と文の力を合わせて紹介する。そこには、私たちの想像を超えた生きものの世界が現れる。
 「かび・きのこ」の巻の監修者で菌類研究者の白水貴氏は、「びっくりするくらい面白い生き方をしている菌類たちの活躍を、ぜひ多くの人に知ってもらいたい。見えない微生物の存在を感じ、その姿かたちや生き様に思いをめぐらせることができれば、この世界はきっと何倍も面白くなるはずです」と思いを込める。

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