ヒツジがどういう家畜であるのかを正しく理解し、
健康に飼い、豊かな恵みを楽しむための技術を解説。
反芻獣であること、群れで生きる性質などの基礎、
近隣環境への配慮から感染症対策までを網羅した
待望の決定版!
飼い方・楽しみ方
著者:河野博英
定価:2,750円(税込)
ISBNコード:9784540181238
発行:2019/3
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:B6 188ページ
河野 博英(こうの ひろひで)
1957年大阪市生まれ。
1978年広島農業短期大学卒業、農林水産省岩手種畜牧場入省。
乳用牛の担当を経て1981年からめん羊を担当。以後岩手種畜牧場及び十勝種畜牧場(現家畜改良センター十勝牧場)でめん羊の改良業務及び試験研究業務に従事。
1995年優秀畜産技術者賞受賞。2018年家畜改良センター十勝牧場を次長で退職。
現在有限会社ジャパン・ラム顧問、日本緬羊研究会副会長、北海道めん羊協議会顧問。
■ 飼育事例で登場したみなさん ■
■ 編集室に届いたおたよりから ■
----- 2019/3/29 -----
ようやく…100年の紆余曲折のあとで、現代の日本の状況に合った飼い方を、教えてくれる本が登場したんだなあと思いました。
そしてハンドブックサイズの手軽さ、まさに河野さんが平山先生の本を常に携帯してお仕事されていたように、この本がこれからの日本の羊飼いのバイブルになるのでしょう。
この本が、日本の羊牧場の紹介からはじまり、羊の飼育、特に河野さんの約40年の現場の経験と、日本各地の羊飼いからの質問やトラブルから、どう対応するか、ということにしっかり答えてくださっていることに感激しました。
よく言われることに「高温多湿の日本には、羊は合わない」と、ばっさり羊否定論を耳にします。でも、私はそうは思っていません。
日本の風土と、人々の需要にあった品種と飼い方の研究が、明治以来の100年では、確立していないというより、一般に普及していないからではないでしょうか。
それは国が羊を生産動物として位置づけていないからだと思っています。
しかし! この河野さんの本を見ていて思うのは、日本らしい飼い方の技術本がここにある! ということです!!! 100年の知恵と実践の成果!!! 日本の風土と需要に合った羊の飼い方。
私は、これからはこの本を頼りにさせていただきます。
<SPINNUTS(スピナッツ) 本出ますみ>
(ウェブ上に本棚をつくる「ブクログ」)
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●『畜産技術』2019年10月号【文献紹介】
「…初心者は勿論のこと長年の経験を持つ読者の方にも、『技術・実技・知識』は、ハタと膝を打つほど痒い所にも手が届く気配りが一貫している貴重な一冊と言える。」
●『日本農業新聞』9月15日【あぜ道書店】(書評ページ)
「初心者に分かりやすく、具体的な説明・解説が記されている。」