新特産シリーズ ヒツジ

河野博英 著

ヒツジがどういう家畜であるのかを正しく理解し、
健康に飼い、豊かな恵みを楽しむための技術を解説。
反芻獣であること、群れで生きる性質などの基礎、
近隣環境への配慮から感染症対策までを網羅した
待望の決定版!

新特産シリーズ ヒツジ

飼い方・楽しみ方
著者:河野博英
定価:本体2,500円+税
ISBNコード:9784540181238
発行:2019/3
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/予定頁数:B6 188ページ

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飼育事例1 茶路めん羊牧場(北海道)
ポールドーセット。サフォークに次いで多い
飼育事例2 羊工房チェビオット(山形県)
壁のない畜舎。降雪期にはビニールを張る
飼育事例3 東京牧場(東京都)
希少種のマンクス・ロフタンの保護・保存も
飼育事例4 粗清草堂(北海道)
工房の内部。壁は地元産600頭分の羊毛断熱

著者

河野 博英(こうの ひろひで)

1957年大阪市生まれ。
1978年広島農業短期大学卒業、農林水産省岩手種畜牧場入省。
乳用牛の担当を経て1981年からめん羊を担当。以後岩手種畜牧場及び十勝種畜牧場(現家畜改良センター十勝牧場)でめん羊の改良業務及び試験研究業務に従事。
1995年優秀畜産技術者賞受賞。2018年家畜改良センター十勝牧場を次長で退職。
現在有限会社ジャパン・ラム顧問、日本緬羊研究会副会長、北海道めん羊協議会顧問。

 

■ カラーページの写真家・平林美紀さんのWebサイト ■

「動物のいる美しい牧場の風景」を主なテーマに活動しています

 

■ 飼育事例で登場したみなさん ■

茶路めん羊牧場

羊工房チェビオット

東京牧場

粗清草堂

目次

  • カラー口絵(8ページ 撮影:平林美紀)
  • 第1章 ヒツジ飼育に取り組む人たち
  • 1 専業牧場の例
  •  800頭・茶路めん羊牧場(北海道白糠町)
  • 2 小規模複合的な飼育例
  •  37頭・羊工房チェビオット(山形県上山市)
  •  12頭・東京牧場(東京都檜原村)
  •  3頭・粗清草堂(北海道美深町)
  • 第2章 ヒツジ飼育 これだけは忘れない
  • 1 家畜であること ペットではない
  •  (1)勘違いからの事件例
  •  (2)家畜ならではの約束を守る
  •  (3)共に生きる覚悟と羊飼いの技術を
  • 2 群れで生きる動物であること 習性を知る
  •  (1)群れで行動する習性
  •  (2)病気に対してがまん強い
  •  (3)温順で攻撃性が弱く臆病
  •  (4)高所や傾斜地を好み湿気を嫌う
  •  (5)短草を好む
  • 3 反芻動物であること 生理を知る
  •  (1)「まぁるく飼う」とは?
  •  (2)健康のための草
  •  (3)草地は羊が作る
  • 4 恵みをいただく まるごと生かす
  •  (1)肉をどうする
  •  (2)毛・皮をどうする
  •  (3)経営収支の見通し
  • 第3章 飼育の準備
  • 1 飼育環境の整え方
  •  (1)ヒツジを取り巻く環境
  •  (2)温熱環境の制御
  •  (3)羊舎の構造
  •  (4)パドック
  • 2 さまざまな設備の作り方
  • 3 ヒツジの導入
  •  (1)品種を選ぶ
  •  (2)ヒツジの入手方法
  •  (3)導入時の注意点
  •  (4)導入羊の管理
  • 4 ヒツジの登録とPrP遺伝子型検査
  •  (1)登録
  •  (2)PrP遺伝子型検査
  • 第4章 飼育管理の実際
  • 1 飼育カレンダー
  • 2 飼料給与の基本
  •  (1)養分要求量の考え方
  •  (2)飼料の給与量
  •  (3)飼料計算に用いる用語
  •  (4)飼料の分類とその特徴
  • 3 交配と妊娠期の管理
  •  (1)交配と交配の準備
  •  (2)妊娠期の管理
  • 4 分娩
  •  (1)分娩の準備
  •  (2)分娩の実際
  • 5 授乳から離乳まで
  •  (1)授乳期の管理
  •  (2)離乳と母羊の乾乳
  • 6 子羊の選抜
  • 7 病気の予防と手当
  •  (1)健康管理
  •  (2)主な病気
  • 8 肥育の実際
  •  (1)羊肉の種類
  •  (2)各生産方式によるラム肉生産
  • 9 毛刈り
  •  (1)毛刈りの目的
  •  (2)毛刈りの準備と注意点
  •  (3)毛刈りの手順
  •  (4)羊毛の取り扱い
  • 第5章 羊肉の利用・羊毛の利用
  • 1 利用形態
  • 2 部位と利用法
  • 3 羊肉販売の方法
  • 4 羊毛の処理
  •  (1)ソーティング
  •  (2)羊毛の洗い方
  • 5 羊毛販売の方法
  • 付:各種問い合わせ先

書評・反響

■ 編集室に届いたおたよりから ■

----- 2019/3/29 -----

 ようやく…100年の紆余曲折のあとで、現代の日本の状況に合った飼い方を、教えてくれる本が登場したんだなあと思いました。
 そしてハンドブックサイズの手軽さ、まさに河野さんが平山先生の本を常に携帯してお仕事されていたように、この本がこれからの日本の羊飼いのバイブルになるのでしょう。
 この本が、日本の羊牧場の紹介からはじまり、羊の飼育、特に河野さんの約40年の現場の経験と、日本各地の羊飼いからの質問やトラブルから、どう対応するか、ということにしっかり答えてくださっていることに感激しました。
 よく言われることに「高温多湿の日本には、羊は合わない」と、ばっさり羊否定論を耳にします。でも、私はそうは思っていません。
 日本の風土と、人々の需要にあった品種と飼い方の研究が、明治以来の100年では、確立していないというより、一般に普及していないからではないでしょうか。
 それは国が羊を生産動物として位置づけていないからだと思っています。
しかし! この河野さんの本を見ていて思うのは、日本らしい飼い方の技術本がここにある! ということです!!! 100年の知恵と実践の成果!!! 日本の風土と需要に合った羊の飼い方。
 私は、これからはこの本を頼りにさせていただきます。

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