日本で「チコリー」といえば、
小さなハクサイのような軟白チコリーを指しますが、
本書はイタリア野菜として人気急上昇中の「チコリー類」、
トレビス、タルディーボ、プンタレッラ、プレコーチェ、
ヴェローナ、カステルフランコをとりあげました。
これらはすべてキク科でほろ苦く、赤と白などの鮮やかな彩りが特徴。
育て方の基本から、食べ方、売り方までくわしく解説します。
トレビス・タルディーボ・プンタレッラ・
プレコーチェ・ヴェローナ・カステルフランコ
著者:山村真弓・澤里昭寿
定価:1,980円(税込)
ISBNコード:9784540181498
発行:2019/8
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:B6 136ページ
シリーズ「小さい農業で稼ぐ」の特徴
●小さい規模で多品目を育てるコツがわかる
品種、まきどき、失敗しないコツ、他の野菜・作物との組み合わせ方など。
施肥量の目安は1a(100㎡)で表記。
●農薬をできるだけ使わない方法がわかる
天敵微生物を成分としたBT剤や食品を成分とした気門封鎖型農薬などを紹介。
●おいしい食べ方と売り方もわかる
山村 真弓(やまむら まゆみ)
1959年生まれ。元宮城県農業・園芸総合研究所園芸栽培部長。1985年宮城県に採用され、野菜に関する研究に従事。特徴的な野菜を主体に安定栽培試験を行ない、プンタレッラなどのチコリー類の研究は2009年から7年間従事。2019年に退職後は民間企業(仙台ターミナルビル株式会社)で野菜の専門監として野菜生産指導を行なっている。
澤里 昭寿(さわさと あきとし)
1981年生まれ。宮城県農業・園芸総合研究所、野菜部露地野菜チームリーダー。2005年に宮城県職員に採用され、その後3年間は農業改良普及指導員として地域の野菜振興を担当し、2008年から現所属でイタリア野菜の栽培研究に従事している。これまでに担当した品目は20種類以上。
■ 読者カードから ■
----- 2020/9 -----
”猫のヒタイの畑作り”の典型的なひとりです。なぜかイタリアの野菜に心をうばわれてしまいました。ナス類、チコリ類、レタス類、フェンネルを作っています。まわりに作っている人は全くいませんので、貴社の本を教科書として試行錯誤、3年目の今年ようやくこれなら…!というものがなんとか出来るようになりました。が、わからんことだらけです。ネコヒタ族の特徴は少ない年金生活者でもあるので、お金をどっさりかけるワケにはいきません。これも足カセとなります。こういうビンボー人の味方であると信じている昔からの農文協の大ファンです。が、本の記述に、はてどういうことを言わんとしているのかな? というシロウト百姓にわからないことが多いのも事実です。“かんでふくめる”ように説明してくださることを今後ともよろしくおねがいいたします。
(岐阜県 80代 女性)
----- 2020/4 -----
ハウスなし、マルチなしの自然のままの畑で、4年前からイタリア野菜10種位を作って、レストランに売ってます。見本にすべきものゼロ状態からはじめましたが、失敗半分ではありますが少しずつよいものができるようになりました。一番とまどっているのは、いつ種をまいたらベターなのか、まよいが多いことです。本によっては全く反対の事が書いてあったりします。ビーツは3年目にしてようやく大きなカブに育つようになりました。しかしわからないことばかりです。ビーツとロメインレタスが近くの直売所で少しずつ売れるようになりました。あと何年作れるかわかりませんが楽しくやっていきたいと思います。農文協は大昔からのファンです。
(岐阜県 自由業 80代 女性)
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●『日本農業新聞』2019年12月8日 あぜ道書店(読書欄)
栽培技術の研究成果、現地の栽培事例や出荷状況、本格的な料理から手軽に作れる料理法など紹介…
●『野菜だより』2019年11月号(冬号)「トレンドの野菜を育てるコツが満載」