小さい農業で稼ぐ フェンネル

川合貴雄・藤原稔司 著

甘い香りでファンを魅了するイタリア野菜の代表格・フェンネル。
トウ立ちを防いでタマネギのような大玉を上手に育てるコツ、
品種から食べ方、売り方まで解説。

小さい農業で稼ぐ フェンネル

トウ立ちを防いで大玉をとるコツ
著者:川合貴雄・藤原稔司
定価:1,870円(税込)
ISBNコード:9784540181511
発行:2018/12
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:B6 104ページ

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シリーズ「小さい農業で稼ぐ」の特徴

●小さい規模で多品目を育てるコツがわかる
 品種、まきどき、失敗しないコツ、他の野菜・作物との組み合わせ方など。
 施肥量の目安は1a(100㎡)で表記。

●農薬をできるだけ使わない方法がわかる
 天敵微生物を成分としたBT剤や食品を成分とした気門封鎖型農薬などを紹介。

●おいしい食べ方と売り方もわかる

フェンネルはイタリア野菜の代表格。さいたまヨーロッパ野菜研究会の畑で。
夏まきは苗が立ち枯れを起こしやすいので、育苗して移植するとよい。
株元がふくらみ始めている。きれいな球にするには土寄せするとよい。
収穫期のフェンネル。品種は「TSGI-2018」(トキタ種苗)。

著者

川合 貴雄(かわい たかお)

1939年生まれ。
元岡山県農業試験場 野菜・花部部長。農学博士
1961年岡山県に採用され、野菜に関する研究に従事。
フェンネルの研究については1974年から10年間従事。
1998年岡山県を定年退職後はJAの嘱託職員として、また園芸培土製造会社の技術顧問として野菜生産農家へ技術支援を行なう。

 

藤原 稔司(ふじわら としじ)

1955年生まれ。
岡山県農業大学校卒業後、岡山大学農学部で技官として8年勤務、以後就農。
岡山県倉敷市でフジワラファーム((株)GFフジワラ)を経営。
1980年代からイタリア野菜を経営に取り入れた先駆者。
2018年現在、水稲210a、西洋野菜105a(イタリア野菜などを年間100品目以上)の経営。全国のホテル、レストランと直取引をしている。

フジワラファームのホームページ

目次

  • 第1章 フェンネルを育てる人たち
  •  1 ハクサイなどの重量野菜+フェンネルの組み合わせ
  •   ●山本嘉明さん
  •   ●山本俊明さん
  •  2 ガラス温室に多種類のイタリア野菜
  •   ●フジワラファーム
  • 第2章 フェンネルとは
  •  1 生まれはどこ?
  •  2 どうやって食べるの?
  •  3 どんな育ち?
  • 第3章 フェンネルの育て方のポイント
  •  1 つくりやすい地域は?
  •  2 つくりやすい時期は?
  •  3 トウ立ちを防ぐには
  •  4 葉先枯れ・裂球・ス入りを防ぐには
  •  5 どんな品種があるの?
  • 第4章 フェンネルの育て方 
  •  1 夏まき栽培
  •  2 秋まき栽培
  • 第5章 フェンネルのタネをとる
  • 第6章 農薬をできるだけ使わない病害虫と防ぎ方
  • 第7章 フェンネルの食べ方と売り方
  •  1 食べ方
  •  2 売り方

書評・反響

■ 読者カードから ■

----- 2022/1 -----

私も20年位前からフェンネルを栽培し、なかなか育てる本がないので、手さぐりで育てていたのですが、いろいろ細かな所まで書かれているので、ためになりありがたいと思っています。

(静岡県 自営業 70代 男性)

 

----- 2021/7 -----

フェンネルの実をポットにまいたら芽を出しました。未知の野菜ですが、とても興味を持ちました。成長と共に手放せない本になりそうです。花や実も楽しめるよう、がんばってみようと思います。

(京都府 60代 男性)

 

----- 2020/9 -----

”猫のヒタイの畑作り”の典型的なひとりです。なぜかイタリアの野菜に心をうばわれてしまいました。ナス類、チコリ類、レタス類、フェンネルを作っています。まわりに作っている人は全くいませんので、貴社の本を教科書として試行錯誤、3年目の今年ようやくこれなら…!というものがなんとか出来るようになりました。が、わからんことだらけです。ネコヒタ族の特徴は少ない年金生活者でもあるので、お金をどっさりかけるワケにはいきません。これも足カセとなります。こういうビンボー人の味方であると信じている昔からの農文協の大ファンです。が、本の記述に、はてどういうことを言わんとしているのかな? というシロウト百姓にわからないことが多いのも事実です。“かんでふくめる”ように説明してくださることを今後ともよろしくおねがいいたします。

(岐阜県 80代 女性)

 

----- 2020/4 -----

ハウスなし、マルチなしの自然のままの畑で、4年前からイタリア野菜10種位を作って、レストランに売ってます。見本にすべきものゼロ状態からはじめましたが、失敗半分ではありますが少しずつよいものができるようになりました。一番とまどっているのは、いつ種をまいたらベターなのか、まよいが多いことです。本によっては全く反対の事が書いてあったりします。ビーツは3年目にしてようやく大きなカブに育つようになりました。しかしわからないことばかりです。ビーツとロメインレタスが近くの直売所で少しずつ売れるようになりました。あと何年作れるかわかりませんが楽しくやっていきたいと思います。農文協は大昔からのファンです。

(岐阜県 自由業 80代 女性)

 

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