輸出志向型の大規模農業の推進による家族経営農家の衰退と、
それに起因する地域社会の空洞化がもたらしたアメリカの困難な状況を活写し、
日本がその轍を踏まない、
農業・地域政策の抜本的な変革策の方向を考える。
「トランプ劇場」に観たその実像と日本への警鐘
薄井寛 著
定価:2,420円(税込)
ISBNコード:9784540192081
発行:2020/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:四六 312ページ
薄井 寛(うすい ひろし)
1949年熊本県生まれ。
米国農業・農村・農民問題ウォッチャー。
1972年大阪外国語大学外国語学部ビルマ語学科卒業。JA全中ワシントン連絡事務所長・農政部長、FAO日本事務所次長、日本農業新聞常務取締役、JA総研理事長、JC総研などを歴任。
<主な著書・論文>「2つの『油』が世界を変える」農文協2010年、「大きな変更を求められないアメリカ農政」(増刊現代農業『世界の農村は今』1989年所収)、『アメリカ農業は脅威か』 家の光協会1988年など多数。
■ 読者カードから ■
----- 2021/7 -----
アメリカの農村社会の現実が少し理解できたような気がする。
(福島県 自営業 男性 50代)
----- 2020/6/22 -----
消費者の食品購入傾向の変化にファーマーズ・マーケットは対応できるか
――予想されるネット食品通販の驚異的な伸び
エッセイスト 薄井 寛
『JAcom 農業協同組合新聞』農政:バイデン農政と日本への影響
----- 2020/12/11 -----
「農村と都市の分断」で憂鬱な年に――
米国・EUの政治的混乱に共通する地方有権者の疎外感
エッセイスト 薄井 寛【特集:2020年を振り返って】
『JAcom 農業協同組合新聞』農政:2020年を振り返って