イチゴ高設栽培の作業便利帳

伏原肇 著

イチゴの高設栽培は屈み作業がなくて楽ちん。
土耕栽培のように地下からの毛管水がないため、
灌水むらが生育むらに直結しやすく、
灌水チューブや培地の選択、灌水法などが課題。
安定多収のための基本をまとめました!

イチゴ高設栽培の
作業便利帳

中休みなし・安定多収のポイント
伏原肇 著
定価:2,420円(税込)
ISBNコード:9784540211058
発行:2023/11
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:B5 132ページ

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イチゴの高設栽培は屈み作業がなくて楽ちんだが、土耕栽培のように地下からの毛管水がないところが盲点。土耕栽培なら、灌水むらがあっても地下からの毛管水や根が自在に伸びて生育むらは起きにくい。高設栽培だと地下からの毛管水がないうえに根張りの空間も限られているため生育むらに直結しやすい。収量アップには流行りの炭酸ガス施用よりむしろ、こうした養水分管理が重要。本書では、灌水チューブや培地の選択、日射量に合わせた灌水法などに加え、環境制御技術の活用法まで収録。

高設栽培での収量アップの出発点はこの水管理にある

排水性のよい培土、培土からの余剰水をハウス外へ流す集水用シートなどで湿害を防ぐ

培土を栽培槽に詰める作業には、補助道具を使うと、袋入り培養土の運搬や充填作業が効率的にできる

水管理の改善に加えて、環境制御技術を活用できれば収量はさらにアップ。写真は温度制御した水を循環させてクラウン部を冷却または保温する2連チューブ

著者

伏原 肇(ふしはら はじめ)

1951年長崎県生まれ。1972年園芸試験場(現 農研機構九州沖縄農業研究センター 久留米研究拠点)に勤務。1981年福岡県農業総合試験場園芸研究所に勤務。2001年福岡県を退職。エモテント・アグリ株式会社筑紫野オフィスで,イチゴの新品種,新技術開発に関する研究,コンサルティングに従事。2021年九州大学大学院 生物資源環境科学府大学院後期博士課程 単位修得後退学。国(農水省)および福岡県の研究機関で,‘とよのか’や‘あまおう’をはじめ,多数のイチゴ品種を育成。

 

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