マイクロ農業とは、本格的な農業には及びもつかないが、
市民農園・家庭菜園よりは“ちょっとだけ”本格的な農業のこと。
予測不能なリスク社会では、トカイナカ(都会と田舎の中間)に住み、
マイクロ農業と「兼業」するのが、究極の、楽しきセーフティネットになる。
経済アナリストとして、テレビ・ラジオで活躍するかたわら、
埼玉県所沢市の自宅近くで30坪の畑を耕す著者が、
自らの実践をもとに新しいライフスタイルを提唱する。
都会を飛びだし、「自産自消」で豊かに暮らす
森永卓郎 著
定価:1,540円(税込)
ISBNコード:9784540211065
発行:2021/3
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:四六 224ページ
表紙イラスト:おおつかさやか
森永 卓郎(もりなが たくろう)
経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。
1957年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所を経て現職。
執筆のほかテレビやラジオ、講演などでも活躍。2003年刊行の『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)では、今日の“所得格差時代”をいち早く予言した。
『年収200万円でもたのしく暮らせます』(PHPビジネス新書)、『グローバル資本主義の終わりとガンディーの経済学』(集英社インターナショナル新書)、『相続地獄~残った家族が困らない終活入門』(光文社新書)など著書多数。
■ 読者カードから ■
----- 2024/3 -----
著者森永卓郎さんに尻をたたかれたような感じ。私も少し農業をしてきようかと。実家にはなくなった父母が残してくれた畑があり、草ボーボー。
(茨城県 男性)
----- 2024/1 -----
私にとっては“いい本”です。みんな土に親しむ、野菜を育てる、とてもよいこと。「半農半X」地球温暖化防止に有効と考えます。自然への理解なども少し上がるというもの。私は堆肥作りに約26年、定年をむかえいま800平米の土地を借りて野菜と果樹をはじめました。家庭菜園は約15年くらいになりますが(有機無農薬)、いまの人間は退化していると思います。人間が生き物であることを忘れてロボット化していると思います。このままでは危ういのか? 森永さんの提言もっともだと思います。
(長野県 60代 男性)
----- 2023/7 -----
森永先生の愛情ある御本、とても勉強になります。自宅で少しずつ野菜を育てています。毎日、様子を見て、育て、家族で食べています。ありがとうございます。
(大阪府 会社員 50代 男性)
----- 2023/1 -----
森永卓郎さんは私の好きな経済学者で、新聞記事などは必ず目を通しています。山口県で行われた講演会にも参加しました。そのときはアートを軸にした経済の発想転換を提唱され、ユニークなお考えに拍手しました。今回は農業のお話だったので、どのようなお話かと思い購入しました。ご自身の取り組みに加え的確な農業の現状分析、課題、問題提起、解決プランなど森永さんらしい持論に、大いに納得させられました。これからも参考にさせていただきたいと思いました。続編を期待しています。
(山口県 農業 60代 男性)
----- 2022/1 -----
労働から農業まで、知っているようでしっかりわかっていなかったことをきちんと簡潔に説明されており、読んで良かったと思う。
(兵庫県 会社員 40代 女性)
----- 2021/12 -----
「トカイナカ」の発想は常々思っていたこともあり、これからの生き方を考える上でとても参考になりました。主人と二人では広すぎる農地をどうやって次の世代(子ども達)にうまく渡していけるか。未来につながる農業をやりたいと思ってます。
(福岡県 50代 女性)
----- 2021/11 -----
私自身農業を全くしたことがありませんが、生来やってみたい職業であります。今の農業や環境問題など大きな視点から、個人の生きがいといったような視点から「農業のススメ」を著名な作者が述べています。行政だけといった他人まかせではなく、地域・個人といった点で支えていくことが大切だと学びました。
(香川県 公務員 40代 男性)
----- 2021/10 -----
トカイナカ、いい言葉です。
(岩手県 70代 男性)
----- 2021/9 -----
面白かったです。ラジオ番組で森永卓郎さんが楽しく(大変は大変として)農業を語っておられ、表紙の笑顔で購入しました。内容は大変まじめで、今から始めようと思いました。
(佐賀県 自由業 60代 男性)
内容が充実しとても参考になり、人生の指針となりました。
(群馬県 農業 70代 男性)
----- 2021/7 -----
東京郊外で農家に生まれ昭和の高度成長期に育った私にとって、家業の農業は“かっこ悪い仕事”でした。時代を経て農地が減り里山が消える姿に心が痛んでいた私の気持ちをこの本が代弁してくれました。小農家を応援し、東京・近郊に農地を残すことが都心で働く人にとっても豊かさを支えると信じています。
(東京都 自由業 女性)
----- 2021/6 -----
作物の成長を見るのが楽しいことです。自然の中で野菜(作物)と向き合う大切さがわかります。平凡な生活の中で感じる幸せ。
(静岡県 自営業 70代 男性)
横浜の田舎で、庭で50m2ほどの家庭菜園を無農薬、完全有機肥料で野菜や少しの果物(ミカン梅イチジク)を育てています。本書を共感しながら読みました。三浦半島などは条件は悪くないと思いますが人口減少が続いています。おそらく耕作放棄地が増えているかもしれません。日本全体では深刻です。本書は歯止めの助になることでしょう。
(神奈川県 60代 男性)
----- 2021/5 -----
経済のことは勉強不足でむずかしいことが多いのですが、この本を読んで少しわかってきて読むことが楽しくなりました。一時話題になりました「老後に2000万円必要」の詳しいことがわかってよかったです。
(島根県 農業 60代 女性)
----- 2021/4 -----
小さな農業(小規模面積での営農)をしていて思うことは、理屈がないことでした。ただ、体力まかせで働くのみ。それが、この本は楽しみを見つけ出すコツを教えてくれた。いつも手元においてページを開き読書をしています。
(静岡県 農業 80代 男性)
弱い者の味方となる森永卓郎の経験談であり、農業に最近興味を持つ私にとって面白い一冊でした。
(広島県 60代 女性)
卓郎節の農業版。現代の世の中の状態がよくわかった。
(和歌山県 農業 60代 男性)
多様な角度から「農業」についての情報が得られてとても参考になります。
(岩手県 農業 60代 男性)
期を同じくして地元の農業体験農園に応募し、農業(野菜作り)を今年より始めました。トカイナカ「マイクロ農業」を提唱されている考え方は、定年後あるいは定年後再雇用の私の状況には心にひびくものがあり、参考になる部分が大いにありました。
(埼玉県 60代 男性)
----- 2021/3 -----
まさに私が求めていた生き方が書いてありました。「自産自消」!! 来たるべく食糧難にそなえて、自分や家族、友人の分の最小限の食物を作ることの大切さを思い知りました。これからは、地域でコミュニティを作り、仲間同志で安全な作物を育て、地球に迷惑をかけずに生きていくことがスタンダードになっていくのでは、と希望を持てるようになりました。
(東京都 50代 女性)
■ 書評・ネットでの紹介など ■
----- 2021/5 -----
新刊紹介
自宅のある埼玉県所沢市で畑20坪を借りた筆者が10種類以上の野菜を育て、昨年のコロナ禍を楽しく心豊かに過ごしたという。この体験を基に、新しいライフスタイルとして都会と田舎の中間「トカイナカ」に暮らし、自分が食べる野菜を自分で育てる自産自消の「マイクロ農業」を提唱している。
『農業共済新聞』2021年5月2週号
----- 2023/9/24 -----
「畑仕事」大好き有名人・経済アナリストの森永卓郎、
メリットは「食費が減りその分の消費税を払わなくてすむ」
だけでなく「ライザップ並みの筋トレ」効果
週刊女性PRIME > 芸能 > 文化人 > 経済
----- 2022/11/19 -----
経済アナリスト・森永卓郎のすごい“オタクパワー”!
「いじめ経験に特攻隊の父」壮絶過去と、
身体を張った「年金13万円生活」社会実験中の今
週刊女性PRIME > 連載 > 人間ドキュメント