豆くう人々 世界の豆探訪記

長谷川清美 著

豆をこよなく愛する著者が、
10年かけて66カ国訪問した中から、
約30の国・地域のエピソードを厳選して紹介します。
メキシコの黒いんげん豆のお焼き「メメラス」、
チュニジアのひよこ豆ドリンク「プシサ」、
ナイジェリアのストリートフード「ささげの揚げドーナツ・アカラ」、
ミャンマー版・納豆「ペポ」など、
現地を訪れ食べ尽くした、
世界の豆料理の簡単なつくりかた70点も収録。
主な豆の分類図付き。

豆くう人々 世界の豆探訪記

著者:長谷川清美
定価:2,420円(税込)
ISBNコード:9784540211072
発行:2021/12
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:四六 280ページ

本を購入する(田舎の本屋さん)試し読み(PDF)

アンデスの大豆と呼ばれるタルウィのマリネ「セビッチェ・デ・チョチョ」。露店でも大人気の味(エクアドル)

赤レンズ豆のボール「メルジメッキ・キョフテ」。握った指の跡が残るのが美味しさの証(トルコ)

現地を案内してくれた種苗会社社長・李さんの知り合いの農家で、お昼ご飯をいただく(中国)

チャガ族の昼食風景。主食のウガリ、赤インゲンまめの煮豆、小魚のトマト煮など4品(タンザニア)

先住民マプーチェ族のおふくろの味がずらり。「豆料理のポットラックパーティー」に感激!(チリ)

パオ族の食事風景。村では納豆「ペポ」をほぼ自家製でつくっている(ミャンマー)

著者

長谷川 清美(はせがわ きよみ)

北海道・遠軽の老舗豆専門店「べにや長谷川商店」の長女として生まれる。有限会社べにやビス代表。北海道をはじめとする全国、そして海外の在来豆と郷土料理を広く知ってもらうため、料理教室を定期的に運営。在来豆に関する執筆、講演活動のほか、イベントや海外ツアーも催す。著書に『べにや長谷川商店の豆料理』(PARCO出版)、『べにや長谷川商店の豆図鑑』(自由国民社)など。

在来種の豆・べにや長谷川商店(著者の公式ホームページ)

目次

書評・反響

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読者の感想・レビューまとめ

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----- 2022/2/9 -----

自著を語る

『豆くう人々 世界の豆探訪記』長谷川清美

 世界で人々は、どんな豆を栽培し、どう料理し、どう食べ、どう保存しているのか。
 いってみれば、本書は、人々の、豆を入り口に見えてくる淡々と続くなんでもない日常を、わたしなりの視点で描いた大陸横断探訪記である。
 自給用(大半が販売用も兼ねる)に豆を栽培している世界のへき地を訪ねては、現地で幾多の小競り合いを経て、足で稼いだ言料理70品。品を煮て、そのまま食べる。炒める。煮込みにする。ペーストにする。調味料も、せいぜい、塩、油、唐辛子くらい。出来上がった料理ときたら、取り立てて凝った料理などなく、「なーんだ」と肩透かしをくらうかもしれない。それもそのはず、豆料理はごちそうではないのだから。ところが、読み進むうちに、お気づきになるだろう。肥沃な土地でなくても、根を張り、実を結び、人々を飢えから救ってくれる豆の底力に驚嘆するだろう。世界に息づく在来豆の魅力とそのパワーを再発見するきっかけになれば幸いだ。

『農業共済新聞』2022年2月2週号より転載

 

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『電気新聞』2022年7月15日「本棚から一冊」
 最も身近な食材、日常を訪ねて(評者・桝本晃章)

『週刊朝日』2022年2月11日号「週刊図書館」(書評ページ)
 …豆料理のことなら地の果てまで追いかけていこうという執念の記録。(生田はじめ)

関連情報

----- 2022/6/19 -----

NHK第1(R1)「ラジオ深夜便」に著者出演!
6月19日(日)午前4時台
「美味しい仕事人・豆に魅せられ世界旅」(約40分)

放送後1週間は、NHKラジオのHPやアプリ・らじるらじるの聞き逃しサービスでも聴取できます

 

 

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