いま有機給食(オーガニック給食)に注目が集まっている。
有機給食はなぜ地域を元気にするのか。
考え方を整理したうえで、
全国10ヵ所の先進事例を詳しく紹介。
何からはじめて、
どうハードルをのりこえていくか、Q&Aでわかりやすく解説する。
考え方・全国の事例・Q&A
靍理恵子・谷口吉光編著
定価:1,980円(税込)
ISBNコード:9784540221255
発行:2023/4
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 204ページ
カバーイラスト:鈴木衣津子
推薦
島村菜津さん(『スローフードな人生!』著者)
子どもたちを真ん中にして給食を考える、
都市と農村、生産者と消費者をつなぐ
——そんな新しい潮流がこの本には豊かに描かれています。
「松川町ゆうき給食とどけ隊」のオリジナルステッカー
長野県松川町の有機給食実証圃場で、育苗中の稲の苗を見学する「ゆうき給食とどけ隊」のメンバー
1983年度から有機給食を40年間続けている島根県吉賀町立柿木小学校1年生の給食
米国カリフォルニア州パシフィック小学校では有機食材を使って、小学5・6年生が給食を調理し配膳している。低学年に焼きたてフォカッチャを配膳する5年生のカイさん
靍 理恵子(つる りえこ)
専修大学人間科学部教授 博士(社会学)。日本有機農業学会副会長。著書『農家女性の社会学』(コモンズ)ほか。
谷口 吉光(たにぐち よしみつ)
秋田県立大学生物資源学部教授博士(農学)。日本有機農業学会会長。環境社会学会前会長。著書『食と農の社会学』(共編著、ミネルヴァ書房)ほか。
■ 読者カードから ■
----- 2023/8 -----
まず第一に、フランスやカリフォルニア州の有機食品の増加への努力や、それによって意欲や意識が高まり、行動を起こしているという実例に非常に感心しました。日本でも動いているところがあるがまだ理解が不十分であるから、やはり一部の人が訴えるだけではなく、理解してもらって退官し、良さを知ってもらうのが有機食品が増える一歩だと思いました。
(徳島県 学生 10代 男性)
----- 2023/5 -----
自治体が有機給食の取り組みを始めるのに参考になると感じた。
(愛知県 60代 女性)
■ 書評・ネットでの紹介など ■
----- 2024/6/24 -----
「広がれ、オーガニック給食。子どもと地域と食の未来のために、
私たちは、そして日本という国は変われるか?」で本書紹介
はじめよう、これからの暮らしと社会「KOKOKARA」(生協パルシステム)
----- 2023/7 -----
「のんびる読書&映画のひろば」から
「有機の給食!そんなぜいたくな給食があるの?」と思われる方もいるかもしれません。実は今、地元でとれた有機野菜や有機米を使った「有機給食(オーガニック給食)」が、全国に広がっています。その数、123の市町村に及びます。しかし、いくらすばらしい取り組みでも、自治体や学校現場の情熱が“空回り”するだけでは、有機給食をスタート・定着させることはできません。立場や所属の枠にこだわらず、どう地域を巻き込んでいくのか。本書は、有機給食の考え方と取り入れ方、有機給食がもたらす効果と課題を、全国各地の先進事例(10ヵ所)を交えながら、ていねいに紹介しています。経済格差が広がるなか、子どもの健康と食生活をどう守っていくのか。衰退する地域の農業を、どう盛り立てていくのか。「有機給食」には、地域と社会のこれからを考えるためのヒントがつまっています。
パルシステム生活協同組合連合会 『のんびる』2023年7・8月号
----- 2023/7 -----
「BOOK 自著紹介」
本書は、有機給食(オーガニック給食)に関心がある、始めたい、という方々を念頭に作られた。
有機給食の可能性、地域農業・地域社会との関係をふまえ、長い伝統をもつところから比較的新しいところまで全国10の事例を紹介。実現に関わるハードルの超え方はQ&Aで解説、海外の事例やブックガイド、関連サイトも掲載。できるところから始めてみよう、そう思っていただけるとうれしい。(靍理恵子)
日本有機農業研究会 『土と健康』2023年7・8月号
----- 2023/5 -----
給食の持つ意味は深い 。子どもたちのために、有機農業のために一読を
「使い捨て時代を考える会」代表理事・山田晴美
使い捨て時代を考える会/安全農産供給センター 本書の共同購入紹介文から
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●『日本農業新聞』2023年8月27日 あぜ道書店(書評欄)
「取り組みへの道筋を示す」(評:明治大学客員教授 榊田みどり)
●『技術と普及』2023年8月号 BOOKS
…本書は、有機給食がもたらす多くの希望を教えてくれる
●『学校給食』2023年6月号 BOOK
…有機農業と学校給食のつなげ方について知るところから、事例を通して学べる一冊
●『むすび』2023年6月号 新刊EXPRESS
多彩な執筆陣が情報や知恵を持ち寄り有機給食のバイブルに
----- 2023/7 -----
「有機給食のすすめ」 著者が寄稿した記事が『西日本新聞』に掲載されました
7/12(上)子どもを真ん中に つながりが元気生む
食材に地元の有機農産物
7/26(下)まず「お米から」も一手
九州でも多彩に実践 「互いを知る」が道開く