コウノトリと暮らすまち

佐竹節夫 著

コウノトリの野生復帰に長年携わる著者による、
「人と生きものが共生できる」まちづくり奮闘記

コウノトリと暮らすまち

豊岡・野生復帰奮闘記
佐竹節夫 著
定価:2,200円(税込)
ISBNコード:9784540231490
発行:2023/11
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:四六 320ページ

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なぜ兵庫県豊岡市は、世界に知られる「コウノトリと人が共に暮らすまち」になれたのか? 高度経済成長のあおりを受け、1971年に最後の1羽が日本から姿を消してしまったコウノトリ。苦節の人工飼育を経て24年後に見事に蘇り、現在日本全国を飛び回るコウノトリは400羽近くを数えるまでになった。
その野生復帰に長年携わってきた著者による、まちづくり奮闘記。生育の場としての無農薬・減農薬農業の推進、休耕田のビオトープ化、「コウノトリ育むお米」のブランド化など、「人と生きものが共生できる」地域づくりを始めたい人、必読!

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「田の草這い(除草作業)」で夢中になり、顔を上げるとそこにはコウノトリがいる、日常の風景(撮影:西村英子)

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休耕田を活用した田んぼビオトープ。コウノトリの大切な餌場となっている(撮影:河内明子)

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コウノトリの郷公園におかれた「コウノトリ文化館」。現在もコウノトリ野生復帰の拠点となっている

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「コウノトリの飛来が地域活性化につながると信じています」と語る著者(撮影:河内明子)

著者

佐竹 節夫(さたけ せつお)

日本コウノトリの会代表。
1949年、豊岡市生まれ。近畿大学卒業後、1972年に豊岡市役所に入職。1990年から豊岡市教育委員会社会教育課文化係長としてコウノトリ保護増殖事業を担当。以後、コウノトリ野生復帰計画、コウノトリの郷公園建設計画、コウノトリと共生するまちづくり等に携わる。コウノトリの郷公園推進室長、コウノトリ文化館長、コウノトリ共生課長を経て2008年に退職。2007年に市民の立場でコウノトリの野生復帰に取り組む「コウノトリ湿地ネット」を設立。2016年からは「日本コウノトリの会」に発展改称させ、代表を務め今日に至る。
著書に『おかえりコウノトリ』(童心社)、共著に『コウノトリの贈り物』(地人書館)などがある。

目次

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『日本農業新聞』2023年3月17日 あぜ道書店(読書欄)
 親自然的な心の呼び戻しを(評・東京大学大学院教授 宮下直)

 

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