熟練の判断と数回の手直しが必要な摘粒が1回で済む。
全国から500人以上が視察。
緻密な観察から生まれた革新的な技を大公開。
動画でよくわかる
1回で粒揃い・粒張りバツグンの房に
宮田昌孝 著/農文協 編
定価:2,200円(税込)
ISBNコード:9784540261190
発行:2026/11
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:B5 64ページ
ブドウは、結実後に果粒を間引く「摘粒」によって、粒揃い・粒張りのいい房になる。大人気のシャインマスカットをはじめ、大粒種には不可欠な作業だが、従来の「見た目」で判断する摘粒は、熟練の技術と数回の手直しを要するため、後継者やパートにやり方を教えるのはひと苦労。ブドウひと筋65年の著者が考案した「これっきり摘粒」は、花のつき方の法則に基づいて摘粒をルール化。あらかじめ残す果粒の位置と数を決め、残りすべて取り除くことで、摘粒が1回で済む。ルールさえ覚えれば誰でも簡単にでき、作業効率が格段に上がるうえ、高品質のブドウになる。
本書では、著者の「これっきり摘粒」の解説とともに、実際の作業を映像化。本と合わせて動画を見ることで、より体感的に技術を学ぶことができる。また、「これっきり摘粒」の実践農家から寄せられた質問をもとにした「Q&A 素朴な疑問とつまずきどころ」や、摘粒以外の作業のコツをまとめた「宮田流ブドウつくりの実際」も収録。作業の省力化を図りたいベテラン農家から新米農家、パートを雇用する法人農家まで、幅広く活用できる。
ブドウの宮田式これっきり摘粒 完全攻略(予告編)
『現代農業』取材ビデオ@ルーラル電子図書館
「これっきり摘粒」で仕上げたシャインマスカット。粒揃い・粒張りがバツグンで、味ムラも少ない
着花の法則に基づき、摘粒をルール化。残す果粒の位置と数が決まっているので、迷わずハサミを入れられる
「これっきり摘粒」のしくみを深掘り解説。落とす粒と残す粒がわかるように房を分解(依田賢吾撮影)
みんなで摘粒中。あまりにラクでカンタンだから、慣れれば1房1分もかからなくなる(依田賢吾撮影)
著者と後継者の里美さん。収穫期の房の出来を見て、思わずニンマリ(依田賢吾撮影)
宮田 昌孝(みやた まさたか)
1943年、徳島県阿波市生まれ。
農業高校卒業後に就農し、父が始めたブドウ栽培を引き継ぐ。
ブドウ一筋65年余り、28aで、シャインマスカット、クイーンニーナ、バイオレットキング、スカーレットなどを栽培する。日々ブドウを観察するなかで、「これっきり摘粒法」や「八の字整形」など、独自の技術を次々に開発。
2023年に経営移譲し、現在はブドウつくりの傍ら、視察研修の受け入れや後継者育成に努める。