裏山の「雑木」には知られざる値打ちがある。
お宝広葉樹の探し方から、
樹種ごとの売り方・活かし方、
針葉樹の伐倒・搬出の工夫まで。
『季刊地域』『現代農業』で好評の記事を収めた
「小さい林業で稼ぐコツ」第2弾。
裏山は宝の山、広葉樹の価値発見
編:農文協
定価:2,200円(税込)
ISBNコード:9784540212185
発行:2022/1
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:B5 128ページ
「小さい林業で稼ぐ」兄弟作品
スギ、ヒノキの針葉樹に比べ、広葉樹(雑木)には多様な用途がある。
クヌギはシイタケ栽培のホダ木や茶道用の炭のほか、カブトムシやクワガタの養殖に最適。
イタヤカエデは白い材と美しい杢が特徴で、樹液はシロップに。
最近は国産の漆が人気だが、ウルシの材は驚くほど黄金色で家具に映える。
キハダの黄色い内皮は生薬の原料に。
ウリハカエデやナンテンは枝物に、アオダモは植木として売れる。
裏山はお宝広葉樹の宝庫、ほったらかしなんてもったいない。
松ぼっくり、木の実がネーチャーウェディングやカフェのインテリアとして売れる(撮影:高木あつ子)
イタヤカエデの樹液でつくったメープルサイダー。甘さ控えめで後味スッキリ
ヤマザクラやオニグルミ、クリの生木でつくったレンゲ。これぞ里山クラフト
話題の早生樹センダン。苗木を植えて5年でこの生長ぶり! 木目がケヤキに似ていることから、代替材として家具材や内装材に使われる(撮影:戸倉江里)
■ 読者カードから ■
----- 2022/10 -----
ず~っと薪ストーブで、あったまり煮炊きをするという生活をめざして40年過ぎて、実現できたのは50代後半でした。それからポコポコあったか暮らしです。自分の生まれた家を、娘や孫に火のありがたさを伝えるためにも、山の暮らしを伝えるためにもこの本を使いたい。
(山口県 60代 女性)
針広混合の裏山あり。広葉樹使い椎茸栽培始める予定。この本大いに役立つ。
(大阪府 農業 60代 男性)